「清掃の仕事って、きついですか?」「自分でも続けられますか?」——そういう疑問を持って来る方に、採用担当として正直に伝えてきた言葉があります。「向いている人には間違いなくいい仕事。でも楽な仕事と思って来ると、想像より早く限界が来る」と。
義母がオフィスビルの清掃スタッフとして今も現役で働いています。義父も同じ会社で清掃員をしていました(現在引退)。採用担当として転職活動中のシニアを何人も見てきた経験と、身近にいる清掃員の家族から聞いてきた話を合わせれば、求人票には絶対に書いてない現実が見えてきます。この記事にはそれを全部書きました。
- 採用担当の正直な結論——清掃はシニアに「合う仕事」か
- 清掃の仕事の種類——6タイプ、配属先で何が変わるか
- 義母の清掃員生活——1日の流れのリアル
- 向いている人・続かない人——採用担当の見極めポイント
- きつさのリアル——正直に全部話します
- 清掃員の給与——相場と現実を正直に
- 定年は何歳まで——シニアが長く働けるか
- 資格は必要か——採用担当の正直な答え
- 女性シニアの清掃——採用担当の率直な見解
- 清掃とほかの仕事——どちらを選ぶか
- 面接対策——採用担当が教える受かる人・落ちる人
- 清掃の求人の選び方——応募前に確認すべき5点
- やりがいと承認——「感謝されにくい仕事」を続ける人の正直な話
- 清掃業界の今と未来——3Kから「テクノロジーが変える現場」へ
- Wワーク・年金との組み合わせ——収入設計の考え方
- 清掃クラスター 関連記事一覧
採用担当の正直な結論——清掃はシニアに「合う仕事」か
結論から言います。清掃の仕事は、条件が合う人には長く続けられる仕事です。定年がない、あるいは70代・80代でも現役で働けている人がいる。ITが苦手でも問題ない。一人で黙々と動くのが好きな人には、むしろ快適な環境です。
ただし「楽そうだから」という理由で選ぶと、かなりの確率で早期離職になります。夏場の屋外作業・腰への負担・冬の水仕事——これは求人票には「普通の作業です」と書かれていても、シニアの体には想像以上に響きます。
国土交通省「建築物における衛生的環境の確保に関する調査」によれば、ビルメンテナンス業(清掃含む)の就業者の約3割が60歳以上です。シニアが最も歓迎されている職種のひとつであることは間違いありません。問題は「向いているかどうか」の見極めです。それをこの記事で整理します。
清掃の仕事の種類——6タイプ、配属先で何が変わるか
「清掃員」とひとくちに言っても、配属先で仕事の内容・体力負担・人との関わり方がまったく違います。自分がどのタイプを選ぶかを決めることが、長続きするための最初のステップです。
シニアが最初に選ぶなら①か②。体力・持病の状況に応じて作業内容を事前に確認することが重要
シニアが最初に挑戦するなら、①オフィスビル清掃が間口として最も現実的です。室内・空調あり・人との接触が少ないという条件が揃っていて、未経験採用が最も多い。以下でそれぞれ解説します。
① オフィスビル清掃——シニアに最も間口が広いタイプ
シニアに最も多い配属先です。朝の早い時間(6〜8時台)に出勤し、テナント企業の社員が来る前に掃除を終えるのが基本スタイル。トイレ・執務フロア・エントランス・共用廊下などを担当します。
義母がまさにこの形で働いています。「空調が効いているから楽」という印象を持ちやすいですが、義母の言葉を借りると「腰の疲れが一晩では取れなくなってきた」のが正直なところ。楽な仕事ではないけれど、環境は整っている。そこが正確な表現です。
◯ オフィスビル清掃の特徴
- 室内作業・空調あり(夏の暑さ・冬の屋外寒さが少ない)
- 早朝出勤(6〜9時スタート)で午前中に上がれる
- テナント社員との接触が少なく、一人で黙々と動ける
- 冬場の水回り清掃で手が荒れやすい(女性スタッフに多い悩み)
- 通勤疲労が積み重なりやすい——自宅から近い物件を最優先に
② マンション・アパート清掃——求人数は多いが夏が本番
居住用建物の共用部を清掃します。エントランス・廊下・階段・ゴミ庫・駐輪場などが主な対象。週2〜3日・午前中のみという短時間求人が多く、シニアが最も入りやすいタイプのひとつです。ただし屋外作業が含まれることが多く、夏場のきつさは侮れません。
③〜⑥ その他のタイプ(概要)
③商業施設・ショッピングモールは、ポリッシャーなどの機械操作と広い面積をスピーディに清掃するため、チームワークと慣れが必要です。④ホテル客室清掃は1室20〜30分のスピード感と腰への負担が最もきついタイプ。⑤病院・医療施設は感染対策マニュアルが厳格で、慎重さと几帳面さが求められます。⑥特殊清掃は精神的負荷が大きく、最初の仕事としては推奨しません。
→ 種類別の詳細は 【別記事】清掃の仕事の種類——ビル・マンション・ホテル・病院の違いと選び方 で解説しています。
義母の清掃員生活——1日の流れのリアル
具体的にどんな1日を過ごすのかを、義母の実態をもとに再現します。一般的な求人票に書かれているモデルケースではなく、実際に働いている人間の動き方です。
早朝出勤・午前中退勤のスタイル。義母は昼過ぎには帰宅し、家事や孫のサポートに入っている
夏は帰りの通勤が暑く、冬の朝は寒い。仕事中は空調があるが、通退勤で体力を消耗する。それでも「午後が自由になる」という設計は、シニアの生活リズムに合わせやすいという義母の話です。早朝出勤を「辛いシフト」と取るか「午後が全部空く」と取るか——ここで合う人と合わない人が分かれます。
向いている人・続かない人——採用担当の見極めポイント
「続く人」に共通する5つの特徴
◯ こういう方は長続きする傾向があります
- 「これぐらいでいいや」と手を抜かない人——向いているかどうかの核心がここです。誰も見ていないトイレを丁寧にできる人が、結果として評価されて長く続けられます
- 真面目・寡黙・淡々とこなせる人——コールセンターとは真逆のキャラクターが向いています。人が苦手な人は自分の仕事に集中しやすい環境で、それが実は強みになります
- 「見えない仕事」に誇りを持てる人——備品の補充はあって当たり前、でもないと怒られる。感謝されにくい仕事でも、誰かの一日を支えているという事実がある。そこに価値を見出せる方です
- 体を動かすことが苦でない人——座っているより動いている方が気楽、という感覚の方は本当に向いています。清掃は週2〜3日の適度な運動として健康維持にもつながります
- ITへの苦手意識がある人——日報はスマホ入力か手書きが多く、PCが最低限でよい職場が多い。「IT不問」の求人が圧倒的に多いのが清掃業の特徴です
正直に話します——こういう方は早めに再考を
✕ 向いていない可能性が高いケース
- 腰・膝に持病がある方——かがむ・しゃがむ動作が多い清掃は、下半身への負担が想像以上です。医師に相談した上で、配属先の作業内容を事前に確認してから応募してください
- 「楽な仕事のはず」という前提で入る方——体力への過信は早期離職の最大原因です。若いころのサラリーマン時代の体力感覚は当てになりません。通勤疲労も含めた「総体力消費」で判断してください
- 人とのつながりを仕事に強く求める方——清掃は基本的に一人作業です。社会とのつながりを日々の仕事から得たい方は、コールセンターや接客系の方が合っています
- 汚れ・ゴミへの強い抵抗感がある方——喫煙所の灰皿交換・男性トイレの清掃は避けられない現場が多い。「掃除自体は嫌いではないが、特定の汚れへの抵抗が強い」という場合は事前に確認を
→ 向いている人についての詳細は 【別記事】採用担当が見てきた「清掃で長続きするシニア」の共通点 で解説しています。
きつさのリアル——正直に全部話します
求人票には「楽な仕事」「誰でもできる」と書かれていることが多い。ですが義母から話を聞き、転職者を何人も見てきた立場から言うと、それはシニアの体の感覚に立っていない言葉です。清掃固有のきつさを正直に整理します。
夏場の壁——熱中症は本当に起きる
屋外の清掃(マンション外廊下・ゴミ庫・駐輪場)は夏場が最もきつい時期です。気温が上がる時間帯に屋外で作業を続けることになり、熱中症リスクが高まります。「熱中症になるとは思っていなかった」という方ほどリスクが高い。帽子・水分補給・こまめな休憩は最低限の対策ですが、それでも配属先によって限界は違います。室内配属を確約してもらえるかを面接で確認することが一番の防衛策です。
腰・膝の壁——動作の積み重なりがシニアの体に響く
トイレ掃除・床の拭き掃除・低い場所の清掃——いずれもかがむ・しゃがむ動作の繰り返しです。若いころなら問題ない動作でも、60代・70代には積み重なって響きます。義母の言葉がそのまま素直な実態です。「腰の疲れが一晩では取れなくなってきた」。持病がある方は医師に確認してから応募してください。そして私が勤務するオフィスで膝をつきながら一生懸命掃除している60代後半の男性を見ていると、誇りを持って働いている姿に頭が下がります。でも「そこまでしなくていい」とも思う。無理なく続けることが最優先です。
冬場の壁——水仕事と通勤疲労の組み合わせ
室内清掃であっても、冬場の水回り清掃は手へのダメージがあります。特に女性の場合、手荒れが慢性化するケースが少なくありません。さらに冬場は通勤だけで体力を消耗します。職場に着いてからではなく、職場に着くまでで疲れる——これがシニアの体の変化です。自宅から30分以内の物件を優先することをおすすめします。
承認の壁——「感謝されないけど、ないと怒られる」仕事
清掃の仕事には「備品はあって当たり前・でもないと怒られる」という構造があります。営業のように数字で承認される仕事とは真逆です。それでも声をかけてくれる人はいます。「おはようございます」「いつもありがとうございます」——その挨拶が感謝の気持ちだと思えればそれが力になる、という言葉を現場で働く人から聞きました。需要がなくならないという事実が最大の承認だとも言えます。そこに誇りを感じられる人が、長く続けられます。
→ きつさの詳細は 【別記事】清掃の仕事はきつい?60代・70代の正直な声と体力の壁 で解説しています。
清掃員の給与——相場と現実を正直に
清掃員の時給は地域差が大きいですが、最低賃金近辺〜1,200円程度が多い水準です。早朝・夜間には割増賃金がつくため、時間帯の工夫で収入が変わります。「稼ぎたい人」には物足りない水準であることも、正直に伝えます。
早朝(5〜8時)や夜間帯は割増賃金がつくため、時間帯の工夫で収入が上がる
◯ 年収の壁と清掃の相性
清掃の仕事は「160万円(2026年12月以降178万円)の壁」「130万円・180万円の壁」を意識した扶養内勤務に最も向いている職種のひとつです。週2〜3日・午前中のみという働き方が多く、勤務日数・時間の調整がしやすいため、年金受給との組み合わせで収入を設計しやすい特徴があります。高時給の仕事を1年で辞めるより、自分に合った仕事で5年続ける方が総収入は大きくなります。
→ 給与の詳細は 【別記事】清掃員の給与・時給の相場——地域別・施設別のリアルな数字 で解説しています。
定年は何歳まで——シニアが長く働けるか
清掃の仕事は、体が動く限り年齢に関係なく働き続けられる数少ない職種です。70代・80代の現役清掃員は珍しくありません。説明会で清掃会社の担当者から聞いた話でも「定年なし」「80代まで在籍している」という声は複数ありました。
70代・80代でも現役が珍しくない職種。ただし無理な継続は体を壊す原因になる
義父も定年後に嘱託としてそのまま残り、長く勤続しました。刑務施設の清掃担当という少し特殊なケースでしたが、「体が動く限り働き続けられる」という清掃業の特性を体現していた一人です。
→ 定年・高齢就労の詳細は 【別記事】清掃員は何歳まで働けるか——70代・80代の現役実態 で解説しています。
資格は必要か——採用担当の正直な答え
結論から言います。清掃の仕事を始めるのに、最初から資格は必要ありません。求人の大半が「未経験歓迎・資格不問」で、入社後の研修で基本を学ぶ流れが一般的です。
ただし「資格を取れば正社員になれる」「昇給できる」という期待には、正直に伝えることがあります。シニアの場合、定年規定の関係で正社員よりも嘱託・有期雇用になるのが現実です。そのため資格が職責で活きるシーンは少ない。資格は「取れば有利」ではなく「ステップアップの手段として考えるなら意味がある」という位置づけです。
◯ 清掃関連の主な資格(取るなら優先順)
- ビルクリーニング技能士(国家資格)——ビルメンテナンス会社での評価アップに最も直結しやすい。1・2・3級があり実技試験あり。働きながら取得できる
- 清掃作業監督者(国家資格)——特定建築物の清掃作業の監督者に必要。チームリーダーや現場責任者を目指す場合に有効
- ハウスクリーニング技能士(国家資格)——住宅向け清掃スキルの証明。フランチャイズ参入・独立時に有利になる資格
→ 資格の詳細は 【別記事】シニアが清掃で取れる資格と費用・難易度の全ガイド で解説しています。
女性シニアの清掃——採用担当の率直な見解
「はまれば女性の方が長く続く」——これが私の実感です。細かいところに目が届く、気になったところを放置できない、きれいにすることへのこだわりがある。そういう感覚は清掃の仕事で大きな強みになります。
説明会で複数の清掃会社の担当者と話しても「女性スタッフの方が丁寧で長続きする」という声は共通して挙がっていました。ただし、体力面の注意点は男性と変わりません。
→ 女性シニアの清掃については 【別記事】女性シニアの清掃員——向いている仕事タイプと長く続けるための条件 で詳しく解説しています。
清掃とほかの仕事——どちらを選ぶか
清掃を検討している方が並べて迷うことが多いのが、コールセンター・マンション管理・警備です。簡単に比較します。
体力面では清掃もきつい。「座っているより動いていたい」という方に清掃、「話すことが好き」という方にコールセンター
面接対策——採用担当が教える受かる人・落ちる人
◯ 採用担当が「ぜひ採用したい」と思う面接の姿勢
- 体力・体調について正直に話す——「腰が少し弱いですが、この程度の作業なら問題ありません」という正直な自己申告は、むしろ信頼を生みます。隠して入社してすぐ辞める方が双方にとって損失です
- 挨拶・受付での態度が丁寧——清掃の仕事は住人・テナントと日々接します。面接官だけに丁寧にしても意味がない。受付・電話応対の態度を採用担当は見ています
- 継続意思を明確に伝える——「体が動く限り長く続けたい」という意志を、理由とともに伝える。採用担当に定着率の高さを予感させる言葉です
✕ 落とされやすいパターン
- 過去の肩書き・キャリアを強調する——清掃の仕事では過去の実績より「今、体を動かせるか・謙虚に学べるか」が重要です。元管理職のアピールは、年下リーダーの指示に従えるかを疑われます
- 体力を過大申告する——「まだまだ動けます」と言い切る方ほど、夏場に体を壊す傾向があります。採用担当も経験上知っています
- 「楽そうだから選んだ」を正直に言ってしまう——動機として持っていても、面接では「体を動かすことが好き」「自分のペースで働きたい」という言い方に変換してください
◯ 面接でこれを聞いていい
「夏場の屋外作業の具体的な内容を教えてください」「腰に持病があるのですが、担当エリアの調整は可能でしょうか」——これらを面接で聞いても印象は悪くなりません。入社後のギャップを防ぐための正当な確認です。むしろ事前に確認できる人の方が、入社後に長続きする傾向があります。
清掃の求人の選び方——応募前に確認すべき5点
◯ 求人票チェックリスト(応募前に必ず確認)
- 勤務場所の種類が明記されているか——「各種施設」という曖昧な表現は配属先が読めません。「オフィスビル清掃」「マンション共用部」と明記されているものを選ぶ
- 屋外作業の有無——求人票に「外廊下・駐車場・ゴミ庫」などが含まれているかを確認。夏場の体力消耗に直結します
- 通勤距離30分以内か——通勤疲労が想像以上に積み重なります。自宅から近い物件が長続きの前提条件です
- 研修体制があるか——「最初の1〜2週間は先輩スタッフが同行」という表記があれば安心。研修なしの即戦力採用は未経験者には厳しい
- シフトの柔軟性——週に何日・何時間から働けるか。通院・家族の予定と調整できるかを事前に確認してください
やりがいと承認——「感謝されにくい仕事」を続ける人の正直な話
清掃の仕事は「感謝されにくい」という話をしました。でも続けている人は必ず、自分なりの「やりがいの形」を見つけています。それが何かを、採用担当の観察とインタビューから正直にお伝えします。
◯ 「需要がなくならない」という事実が最大の承認
誰かに直接感謝されることは少ない。でも、清掃の仕事がなくなることはありません。世界一の超高齢化社会の中で、シニアの活躍の場として確実に求められ続けている。「この仕事がなければ誰かが困る」という事実こそが、最大の承認かもしれません。誇りを持って続けられる方が、長く働けます。
→ やりがいの詳細は 【別記事】清掃員のやりがいとは?続けている人が語る本当の理由 で解説しています。
清掃業界の今と未来——3Kから「テクノロジーが変える現場」へ
清掃業は長らく「3K(きつい・汚い・危険)」と言われてきた業界です。これは業界内部でも自覚されていることで、説明会やセミナーで清掃会社の採用担当者と話すと、自分たちでそう表現することもあります。ただ、その「3K」が変わりつつあります。
清掃ロボットや遠隔ゴーグルの導入は、採用担当として実際に説明会・交流会で確認している変化
採用担当者同士の交流会で、遠隔で作業を指示できるゴーグル(サングラスのような形状のもの)のデモを見たことがあります。清掃員が現場で作業しながら、離れた場所の担当者から手順を確認できる仕組みです。「本当に進化している」というのが正直な感想でした。清掃ロボットの導入も、商業施設や病院などでは着実に広がっています。
ロボットが入ることで「仕事がなくなるのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも実際には逆で、ロボットが担う部分と人間が担う部分が分かれ、シニアスタッフの負担が軽減される方向に動いています。人手不足は深刻で、求人数は増え続けています。「ITが苦手でも入れる業界」という構造は変わりません。
Wワーク・年金との組み合わせ——収入設計の考え方
清掃の仕事は時間帯の選択肢が広いことが特徴のひとつです。早朝シフト(6〜10時)と夜間シフト(20〜24時)の両方に求人があり、本人の生活リズムに合わせて選べます。これはWワークや年金受給との組み合わせに向いている構造です。
清掃は早朝・夜間の時間帯求人が多く、他の仕事と組み合わせやすい。Wワークとしての活用も現実的
義母のように「朝6〜7時に出勤して昼過ぎに帰る」というスタイルは、午後の時間を家族のために使える設計です。一方で夜間清掃は日中に別の仕事をしている方や、コールセンターのパートとWワークしている方にも向いています。「清掃+何か」という組み合わせは、シニアの収入設計として合理的な選択肢です。
◯ 年収の壁と清掃の相性
「160万円(2026年12月以降178万円)の壁」「130万円・180万円の壁」を意識した扶養内勤務に最も向いている職種のひとつです。週の勤務日数・時間の細かい調整がしやすく、年金受給額に応じて収入を設計しやすい。高時給の仕事を1年で辞めるより、自分に合った仕事で5年続ける方が総収入は大きくなります。
清掃クラスター 関連記事一覧
清掃の仕事についてより詳しく知りたい方は、テーマ別の記事もご覧ください。
まとめ
清掃の仕事は「ITが苦手」「一人で黙々と働きたい」「体を動かすことが苦でない」という方にとって、シニア期に長く続けられる選択肢のひとつです。定年がない、あるいは70代以降も働ける環境が整っており、年金・扶養との組み合わせもしやすい。清掃ロボットや遠隔技術の導入で現場の負担が軽減されつつある今、この業界の将来性も確かです。
ただし「楽な仕事」というイメージだけで選ぶと、夏場の体力消耗・腰への負担・冬の水仕事といった清掃固有のきつさで早期離職になります。応募前に「室内か屋外か」「通勤距離は30分以内か」「腰・膝に問題がないか」を確認し、面接で配属先の作業内容を正直に聞くことが、長く続けるための一番の準備です。世界一の超高齢化社会でシニアの活躍の場として確実に求められているこの業界に、ぜひ正直な情報を持って一歩踏み出してほしいと思います。
【PR】清掃の求人をアプリで探す——120万件以上から勤務地・時間帯で絞り込める
「早朝のみ」「週3日から」「自宅から近い」など、シニアが働きやすい条件で絞り込んで求人を探せます。登録は無料、スマホ1台で今日から使えます。
無料アプリで清掃求人を探す →

